斜方投射 — 45° で最も遠く、θ と 90° − θ は同じ距離
短い答え: 水平な地面から速さ 、仰角 で投げた物体の水平到達距離は
(空気抵抗なし)。 が 1 になる 45° で最大、
と は同じ距離。速さ2倍で距離4倍。
前提と約束
- 前提知識: 等速直線運動、等加速度運動()、三角比。
- 地面は水平で、投げる高さと着地の高さは同じ。空気抵抗は無視、。
- ゲームの基本の速さは (45° で 20 m)。角度は 5° 刻みで選ぶ。
式で納得: 到達距離の式
速度を水平成分 と鉛直成分 に分ける。水平方向は等速、鉛直方向は重力で減速する。
に戻る時刻(滞空時間)は 。そのときの が到達距離で
- なので、最大は 、つまり 45° のとき (14 m/s なら 20 m)。
- 。だから 15° と 75°、30° と 60° は同じ距離。高い弾道は滞空時間が長く、壁を越えられる。
- 。速さ 2 倍で距離 4 倍(速さを √2 倍すると距離 2 倍)。
45° の近くは鈍い
は 45° で山の頂上なので、40° や 50° でも 。距離は 1.5% しか減らない。
逆に 15° の近くでは、5° 変えると距離が 3 割近く変わる。
例題
水平な地面から速さ 14 m/s、仰角 30° でボールを投げた。到達距離・最高点の高さ・滞空時間を求めよ。
解答
。
最高点 。
滞空時間 。
類題
-
14 m/s で 60° に投げたときの到達距離は? 30° のときと比べて、最高点の高さは何倍か。
答え
到達距離は同じ 17.3 m。最高点は 倍(7.5 m)。
-
45° で投げて 20 m 飛んだ。同じ角度で 80 m 飛ばすには、速さを何倍にすればよいか。
答え
2 倍。 なので距離 4 倍には速さ 2 倍。
-
速さ で投げて、距離 ()の的に当てる角度を求めよ。
答え
より と、その余角 の 2 つ。
なら 45° の 1 つだけ、 なら届かない。
モデルの仮定と扱わないこと
- 空気抵抗なし。実際のボールは空気抵抗で、最も遠くへ飛ぶ角度が 45° より小さくなることが多い。
- 投げる高さと着地の高さが同じ場合のみ。崖の上から投げる場合は 45° が最適とは限らない。
- 判定: 着地点と的の距離の差が 2% 以内で PERFECT、6% 以内で GREAT、12% 以内で GOOD。
ゲームの表現について
- 滞空時間が長い投げ方は、見やすさのため早回しで見せている(着地まで最長 1.6 秒)。軌道の形は実際どおり。
- 縦と横は同じ縮尺で描いている。